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コデマリと1948年の洋書

もうずいぶん前のことになりますが
小さな花展でコデマリ、ラナンキュラス、スイトピーと一緒に
古い洋書を並べました。

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初日はまだつぼみの方が多かったコデマリ、
この後、次々に咲きました。

本は父の書斎の本棚から選んだ
金色の文字のある落ち着いた色調の布張りのものです。

ちょうどよい具合に色あせた本がみつかりました。
ゴブレットはギリシャ製です。

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敷いてあるレースは、父方の祖母のものでした。
50年以上前の着物のショール、
時々ストールとして使っています。

赤い洋書はThomas・Hardy(トマス・ハーディー)の
Tess of the d'Urbervilles」(ダーヴァヴィル家のテス)

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背表紙の模様が気に入りました。
古本屋さんで買ったようです。

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1958年、父の署名と一緒に買った日付が書いてありました。


黄緑色が褪色してしまった洋書は
The Golden Book of Coleridge」:Samuel・Taylor・Coleridge
コールリッジは18世紀のイギリスのロマン派の詩人です。

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表紙を開くと・・・

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いったいいつ頃の本なのかしらと最後の方を見てみたら・・・。

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父にも若かりし日々があったということ、
そしてそれから60年以上の月日が流れたということを
改めて思いました。


最初の方に戻りましょう。

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この文字の並べ方、なかなかしゃれています。



左側にあるのはコールリッジと同じくロマン派の詩人、シェリーの言葉。

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文字の間に薔薇の模様が・・。


古い洋書のページの間から
父の思いがこぼれ出てくるような気がしました。

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本屋さんで一生懸命本を選んでいる若い父の姿を想像しました。
今度この本こと、この頃のことを聞いてこようと思います。

父が忘れかけている思い出を一緒になぞると
書斎の本が、私にとってもただの古い洋書ではなく 
特別な一冊になるかも知れません。



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Commented by flowertable at 2013-05-10 12:04
なんて素敵なんでしょう。
お父様の蔵書は沢山の思い出が詰まっており、その存在は大きいですね。50年位前のものでしょうか・・・それがこうして蘇り、素敵にコーディネートされているなんて・・・素敵です。
御祖母様のストールも素敵ですね~
良いものはいつまでも受け継がれていくことでしょう~
Commented by siimama at 2013-05-10 14:38
初めまして~♪
素敵なお写真に魅せられて訪問させていただきました^^

お父様の若かりし頃の洋書、とっても素敵ですね・・・。
私も女子大の英文学科でしたので、授業で勉強した
トーマス・ハーディーのテスを想い出し懐かしくなりました~。

ちなみに、お父様の学生時代には私はまだ生まれていませんが・・・。
毎日毎日、英語の辞書とニラメッコしていた頃を想い出しました。

また、素敵なお花のブログ・・・訪問させてくださいね(^^)
Commented by winedelunch at 2013-05-10 14:41
こんにちは。

洋書もショールも今となってはとても貴重なものですね。
大事にされて思い出として引き継がれ、また形を変えて活用されて。

洋書のデザインもとても繊細で、思わず白手袋をして丁寧に扱わなくてはと、緊張してしまいそう。

忘れかけてた思い出を、ページを捲るように、お父様との素敵な時間、お過ごしくださいね。
Commented by nanako-729 at 2013-05-10 15:07
こんにちは!
コデマリ可愛いお花ですね!

洋書は長い年月を静かに過ごしてきたのですね!
お父様やお祖母様の品、良い物はいつの時代でも素敵!
洋書にまつわる思い出話、お父様も喜ばれますね!
Commented by momopororon at 2013-05-10 17:12
素敵なお父様ですね。
歳を重ねられてますます、素敵な方になったことでしょう。
懐かしい記憶が、よみがえって、
またそのことが、よい思い出になるんでしょうね。
素敵なものを見せていただきました。
ありがとうございます∮
Commented by un_voyage at 2013-05-10 17:24
miyabiflowerさん、こんにちわ~♪
古い洋書から思い出が蘇る...素敵な思い出話が聞けそうですね!
それにしても、すっごく綺麗な状態で残っているのですね
大切にされていたことが伝わってきます!!!
Commented by enjoy-wales at 2013-05-10 17:55
おはようございます!
素敵な写真から、miyabiflowerの気品と優しいお人柄が分かるようです。
大切なお父様の洋書と祖母様の繊細なショール。どちらも大切にされてきたのですね。
良い思い出よ永遠に・・・♪
Commented by shima_shima1225 at 2013-05-10 18:02
こんばんは♪
なんてすてきなエピソードなんでしょう!
お父様が学生時代の洋書、、ちょっと想像しただけでも胸が
詰まりますね。。コデマリと美しいレースとのコーディネイト
もセンスが輝いていますね、、素敵。
Commented by mi-mamam1 at 2013-05-10 22:10
こんばんは~。
ああ、なんて文化的な生活・・・。
文化って、こうやって受け継がれていくのでしょうね。
そして、それを生かすコーディネイトの力。
これからも楽しみに拝見させていただきます。
Commented by rinarina_216 at 2013-05-10 22:41
洋書素敵ですね~♡

お父様の書かれたサインもまた素敵~!

よく見てたらなんかみたことある刻印・・
慌てて少し前に買った洋書を見てみると
同じ刻印が押されてました!
またトラックバックしておきますね☆
Commented by watmooi at 2013-05-10 22:44
なんておしゃれなお父様!!
洋書、サイン、
遠い昔を想像するだけでなんだかドキドキしてしまいます。
Commented by amamori120 at 2013-05-11 00:31
かういう本を見るとワクワクする拙ですぅ ♪
Commented by february-angel at 2013-05-11 06:26
お父さん、喜んでおられるでしょうね。
私も古い物が好きですが、それは大切に使われて来たぬくもりを感じるからです。

大切な宝物ですね。
Commented by ryonasa at 2013-05-11 07:02
おはようございます。
お父様の選ばれた洋書。
そして、それを辿るmiyabiさん。
本そのものもそうですが、そのことがまたロマンチックなお話しですね。
是非、お父様にその頃のお話を伺ってきてくださいね。
いつもいつも、見逃しそうなたくさんの小さなことを、丁寧に愛でて慈しむmiyabiさん。
見ているだけで心が和みます^^。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 08:06
美貴さん
子供の頃から父の本棚には洋書が並んでいて見慣れていたのですが、
今回改めていろいろ見てみたらとても古い物が多いことに気づきました。
祖母のストールも古いものなので、
洋書をよく合っていたように思います。
子供の頃から家にあったものは、みんな古いもの、レトロなものなのですね。
時の流れを感じました。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 08:13
mamasimaさん
ご訪問とコメントありがとうございます。
私も授業でワーズワースやシェリーなどを読んだ記憶があります。
先生が朗々と詩を読んでくれたその抑揚を今でも覚えていますよ♪
いろいろ思い出しました。
古い洋書の装丁には魅力がありますね。
書斎にいろいろな本がありそうなので今度あれこれ探してみようと思います。
またいらしてくださいね。
よろしくお願いします。

Commented by miyabiflower at 2013-05-11 08:21
winedelunchさん
子供の頃・・というのはもう既に”昔”の部類に入るようですね。
見慣れたものが、ちょっと視点を変えると
何やらレトロな魅力的なものだったりしますね。
洋書のデザインには魅かれます♪
読めなくても飾っておきたいです^^
今度ゆっくりあれこれ本を見てこようと思います。
昭和初期の文庫本も確かありました・・・。
時代をさかのぼるのも楽しいかも知れませんね。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 08:26
nanakoさん
コデマリ、花屋さんでは2月の終わりから見かけていましたが
近所のものは最近やっと咲き始めました。
ゆらゆらと揺れる姿がきれいですね。好きな花です。
古いものを大切にしているとなんだか気持ちもゆったりしてきます。
たくさんの思い出が詰まっているからなのでしょうね。
これからも大事にしたいと思います。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 08:31
momopororonさん
古い洋書もストールも花にとても合っていたと思います。
見る人がそれぞれの時を遡ることもできたようです。
書斎の洋書の中にはもっと古いものもありそうなので
今度ゆっくり見てこようと思います。
思いがけないものに出会えるかも知れませんね♪
Commented by りち at 2013-05-11 09:49 x
こんにちは!りちです。お花も本もステキです☆.。.:*・°雰囲気がぴったり合って、miyabiflowerさんのステキなセンスを感じます。余談ですが、私も昨日から同じようなカラーでバラをステッチし始めましたので、なんだか嬉しいです´∀`
Commented by kys-g at 2013-05-11 10:46
素敵ですね
持っている方の人生と一緒に生きてきた本
これからも本達は大事にされていくんですね
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 10:59
un_voyageさん
本棚にずっと並んだままでしたが、きっと大切な本なのだと思います。
表紙や挿し絵を見ただけでもほしくなりますね。
今度蔵書をいろいろ見てこようと思います。
どんなことを父が思い出すのか、それも気になります。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 11:06
kikiyohyohさん
本やショールが、遠い時代へと案内してくれるような気がしています。
しばし、時代を遡って想いをめぐらせることで
今の日々が豊かになるということもありますね。
本はイギリスのもののようです。遠き日に海を渡ってきたのですね。
森でのイベント、楽しく有意義なひとときになりますように♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 11:24
shimaさん
ありがとうございます。
コデマリは好きな花なので、ディスプレイしていて楽しかったです。
棚で眠っていた本や古いショールが、遠い日と今とを繋いでくれました。
私も子供の頃のことや祖母のことなどあれこれ思い出しています♪
Commented by otomeurarafuku at 2013-05-11 18:16
お父様の古書 おばあ様のショール  楽譜 …
それに優しい雰囲気のお花 こでまり 淡いピンクのラナンキュラス スイートピー
何かストーリーを感じます …嫁ぐ前の花嫁の気持ち…

お父様の古書 素敵ですね
若かりし頃の ロマンティックな 思い出が おありなのでしょうか…
文字の間の薔薇の絵も 溶け込んでいて とても素敵~♪ 
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 19:06
mi-mamamさん
父の蔵書はずっと見慣れてしまっていたのですが、
改めて装丁など見ていたらいろいろ興味深いものがありました。
古本屋さんで過ごした時間、
どんなだったのか訊いてみようと思っています。
古いものや好きなものがつながって作品になると、とてもうれしいです♪
これからもいらしてくださいね♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 19:11
kinomi*さん
外側だけで選んだのですが、
やはりロマン派の詩人にふさわしい装丁や挿し絵でした。
同じ出版社のものを買われたのですね。
中はどんなだったのでしょう。きっと素敵な挿し絵があるのでしょうね。
記事にされたらトラックバックしてくださいね。
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 19:15
watmooiさん
父の蔵書をあれこれ見たり祖母のショールを飾ったりして
昭和からの時の流れを思いました。
あたたかな気持ちになりましたよ♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 19:16
雨漏り書斎主人さん
本棚には昭和初期の岩波文庫もありました。
横書きの文字が右から書いてあって、紙はセピア色でした。
いつか記事にしたいと思っていますので、見てくださいね♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-11 19:19
february-angelさん
古いものは人の思いや時の流れを纏っていて
大切にそれを使った人の手を感じることがあります。
ふっと思いついて本を置くことにしたのですが
あれこれ思いめぐらせることになりました。
いい時間でした♪
Commented by Lovepan1229 at 2013-05-11 21:18
miyabiflowerさん、こんばんは~♪
洋書を読まれていたお洒落なお父様、本も大切に大切にしていたのを感じられますね^^
お父様が若いころに読んでいたものを自分も読んでみるなんて素敵♡
共通する話題を持つこともできて、知らなかったお父様の姿を知ることもできてほんと素敵だなぁ~と思いました。

P.S.フォローをいただいていたことを先ほど気がつきまして大変遅くなりましたがありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
Commented by janto at 2013-05-11 22:20
こんばんは♪
素敵なお父様ですね。
古い洋書からお父様の青春時代に想いを馳せて、語り合う時を過ごすことができるなんて、とても羨ましく感じました。
私の父は、私が22歳の時に病気で亡くなってしまったので・・・
私の父も、本が好きで物静かな人だったので、懐かしく、ちょっぴり寂しく思い出してしまいました。
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 01:11
ryonasaさん
本の装丁を見て、作った人のこだわりを思いました。
表紙の布や挿し絵など、惹かれるものがありました。
本に限らず、誰かが大切にしてきたものは
もうただの”もの”ではなくなりますね。
思いや長い年月が刻まれているような気がします。
書斎の本をあれこれ見て話を聞いてこようと思います。
古い書籍もいろいろあるので、何が出てくるか楽しみです。
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 01:12
りちさん
ありがとうございます。
花屋さんにコデマリがあったので、コデマリに合う花や本を選びました。
どんなふうにしようかと考えるのは楽しかったですよ。
りちさんの薔薇のステッチ、素敵でしょうね。
できあがったら見せてくださいね。楽しみにしています♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 01:15
ゆずままさん
ご訪問とコメントありがとうございます。
子供の頃から洋書がいろいろあったので見慣れていましたが、
改めて見てみたら装丁や挿し絵がとても素敵でした。
母の日のバッグ、素敵ですね♪
持っておでかけしたのでしょうか?
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 01:43
otomeurarafukuさん
素敵なストーリーを描いてくださったのですね。ありがとうございます。
花を生ける時に、見た方が何かしら心の中に思い描いてくださると
とてもうれしいです。
文字の間の薔薇の模様、素敵ですよね。
本を作った人のこだわりを感じます♪
紙が焼けているのもまた趣を増していますね。
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 22:43
lovepanさん
本棚の洋書は子供の頃から見慣れていたのですが
改めて背表紙を見ていたらとてもおしゃれな装丁のものがありました。
誌の一篇ぐらいは辞書とにらめっこで読めるといいのですが・・・。
翻訳本を探してしまいそうです。学生時代と同じですね・・。

こちらこそこれからもよろしくお願いします♪
Commented by miyabiflower at 2013-05-12 22:49
あんさん
そうでしたか・・・。
お父様との時間は大切な大切な思い出なのですね。
お父様がお好きだった本、あんさんは読まれたのでしょうか・・・。
同じ本を読むと、気持ちを辿るような気がするのかも知れませんね。
Commented by kkai0318 at 2013-05-12 23:56
こんばんは。素晴らしい本、ついつい見入ってしまいました。
古い時代の洋書ってフォントからデザインから徹底的ですよね。
一冊が芸術品であるかのようです・・。

W・Morrisのようなデザインですね。

カリグラフィーも綺麗ですよね。
綺麗に見せるために手間がすごそうですね。少し前の人は本を大切にしていた事が伺えます。
最近日本の書簡を見る機会があったのですが、花押等のサインを含め、全体のバランスを考えていて、唸ってしまいました。日本も負けていない、と。


自身も父親の道具を触ると、若き日の知らない父親と触れ合う気がしてなりません。
人に歴史あり、ですね。
Commented by primarosa at 2013-05-13 09:41
おはようございます^^
拝見して、胸の奥がぐっと熱くなるのを感じました。
美しい装丁と内表紙の洋書・・・大切にされてきた歴史を
感じますね。それを選んでいらっしゃったお父様の姿・・・
誰にも若い時があり、それぞれの歴史があるのだと
実感させられます。
miyabiflowerさんがそれを受け継がれ、また違った形で
人の目に触れる・・・素敵です。
Commented by miyabiflower at 2013-05-14 02:14
kkaiさん
本を作る人の情熱のようなものが伝わってきます。
おっしゃるように フォントもカリグラフィーも挿し絵も
美しく見せるために工夫を凝らしていますよね。
W・Morrisがてがけた「チョーサー作品集」に似ています。

本というのは”データ”だと言う人もいますが
本は装丁や紙なども含めての作品だと思っています。
日本の書簡は余白を大事にしていませんでしたか?
いけばなは余白がとても大切なのですが・・・。
人に歴史あり・・・そうですね。
人生経験を重ねてきた人を尊敬、尊重する気持ちは忘れてはいけないと
このごろよく思います。
Commented by miyabiflower at 2013-05-14 23:41
primarosaさん
自分自身が年を重ねてきたからなのか
誰にも歩いてきた長い道があるのだということを感じるようになりました。
両親にも祖父母にも若い頃があった・・・そんなことを思います。
古い本は美しいですよね。父もこの美しさに惹かれたのだと思います。
花に添えるために背表紙だけを見て手にした本ですが
これからも大切にしたいと思っています。
本を作った人や父の思いも大事にしたいと思います。
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by miyabiflower | 2013-05-10 11:30 | 花と実 | Trackback | Comments(42)

風の調べと花の言葉に耳を傾けながら、日々の暮らしを綴ります。


by miyabiflower