NEW POST

再び十六代目の朝顔~赤が咲いたり青が咲いたり

朝顔市の鉢植えの朝顔をいただいたのは、二十年以上も前のことです。
三歳だった長女とふたりでこの花が終わった後の種を採りました。

次の年にその種を蒔いて朝顔が咲いた頃には長男も生まれていて、
「咲いた花の種を採って、翌年それを蒔いて育てる」ということを
幼いふたりと一緒に毎年毎年繰り返しました。

そんなことを十年以上続けて、やがてふたりとも大きくなり、
朝顔の種を採るのも、蒔くのも、そして育てるのも
いつしか私ひとりだけの役割になります。



二、三年続けて蒔き忘れてしまったこともありましたが
去年の五月、引き出しから出てきた種を蒔いてみました。

b0255144_11315535.jpg

そして咲いたこの花が十六代目、(その時の記事はこちら
去年たった二粒採れた種を今年蒔きましたが、芽を出さずに終わりました。


でも、去年蒔ききれなかった種を今年蒔いてみたら
ひとつだけ芽を出しました。
この朝顔も十六代目になります。

b0255144_11320130.jpg

今年の十六代目も去年と同じ色の花が咲くと思っていたら・・・

b0255144_11320710.jpg

濃いピンクの花が咲きました。

b0255144_11321417.jpg


別の朝顔と並べてみると

b0255144_11321943.jpg

どんなに小さいかがよくわかります。

去年の花の写真を見ていて、初めて気づいたことがあります。
朝顔の筋のことを”曜(よう)”、
これが白いものを”曜白(ようじろ)朝顔”というのですが
去年咲いた十六代目、白い曜が七つと六つです。

b0255144_11322727.jpg


この記事の最初の写真の朝顔は曜が五つです。
いつからか白い曜の数が変わって、去年は三種類が咲いたことになります。


今年の十六代目の朝顔に話を戻しますが、
ずっと十五センチほどの背丈だったものが、
ある日気づくとつるが伸びて新しいつぼみもできていました。
また濃いピンクの花を見られると思っていたのですが・・・。

でも・・・・

驚きました。
二輪目は水色の花で一輪目よりずっと大きいものです。
曜は五つでした。

同じつるなのに違う色の花が咲くとは・・・。

b0255144_11324298.jpg


子供達が小さかったら 一緒に「ふしぎだね・・、どうしてかなぁ」と
あれこれ考える楽しみもあったでしょう。
小さなふたりがちょっと困ったような顔をするのが目に見えるようです。

今やふたりとも朝早く朝顔も見ずに出勤して、深夜に帰宅、
どんな色の花が咲いているのかも、きっと知らないと思います

b0255144_11325938.jpg


曜白朝顔は夕方まで咲いているので
早起きしなくても会える朝顔、ということですね。

朝顔はだんだん小さくなって
ふたりはどんどん大きくなって・・・。
様々な思いが去来します。

そして そんな日の終わりもきれいな夕焼けが広がりました。

b0255144_11334169.jpg


変わってゆくもの、変わらないもの・・・。
今まで過ぎたたくさんの夏と、咲いていたたくさんの朝顔を思います。

花を数える幼い声や 種を採っていた小さな手が
心の中に浮かび、やがて消えてゆきました。




トラックバックURL : https://miyabihana.exblog.jp/tb/20887273
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by flowertable at 2013-08-24 09:30
朝顔で感動を戴きました・・・
ひと鉢の朝顔から20余年の想い出がありありと甦る・・・
御家族の歴史と重なる朝顔に感慨深いものがおありでしょう。
娘の孫が2歳ですが、このお話をしてあげようと思います。
そして、来年の朝顔市で孫に好きな朝顔を選ばせたいです。
素敵なお話をありがとうございました。
Commented by luluxu-photo at 2013-08-24 11:50
朝から心に染みるおはなしありがとうございます。なんだか、不思議な朝顔のお話ですね。
小学校にあがったら、必ず夏休みの観察日記の宿題になる、親しみやすくて、育てやすい朝顔。
長い年月を経て、素敵な大人の観察記になってくれるのですね。
Commented by FantasyArt2 at 2013-08-24 12:36
朝顔というと、子供の学校の観察日記のことを、思い出しますが
うちの子も、大きくなって、庭の花の事などは、何も知らないと思います

お花は、何かを物語っていてくれるようですね。
Commented by primarosa at 2013-08-24 12:43
こんにちは。
夏を彩る花、朝顔・・・
去年子どもが学校から観察用の鉢植えを持ち帰り、一緒に
育てましたがmiyabiflowerさんのように感性を研ぎ澄まして
眺めたことがありませんでした。
小さな花にもそれぞれの顔があり、いろいろな表情があるのですね。
そして、歴史も・・・
年々小さくなる花、大きくなるお子さんたち・・・なんだか胸が
熱くなりました。万感の思いでしょうね。
毎日の些細な出来事が我が家の歴史になっていくんだと
心に留め、日々大切にしていきたいです。
Commented by ryonasa at 2013-08-24 16:42
こんにちは。
朝顔にまつわるお話し、不思議な気持ちで読みました。
一つのことを見過ごさず、丁寧に感じとってゆくmiyabiさんの暮らしぶりの真骨頂ですよね。
夕焼けもほんとうに美しい色です^ー^。
Commented by yumegokoti2 at 2013-08-24 19:01
曜白朝顔・・・
早起きしなくても会える朝顔、初めて知りました♪
花にまつわる素敵な思い出、ほっこりしながら拝読しました(*^_^*)
我が家の思い出の花は金木犀。。
いつかmiyabiさんのように素敵に綴られればいいのだけど。。
Commented by tukiiro2613 at 2013-08-24 21:44
この朝顔を見るとちょっとせつなさも感じさせられるのでしょうか。
でも思い出が蘇る花というの良い物ですね。
他の花が咲くと色が変わりましたか、長年の栽培で色々な遺伝形質を持った朝顔になったんでしょうか。
こちらでもこぼれ種で日陰からツルを伸ばしやっと日向にツルを伸ばし出てきた朝顔が咲き出してきました。
このままでは無くなってしまうと焦って遅くに撒いた朝顔はまだ咲きそうに有りません、朝顔の花って夏らしくていいですよね。
Commented by CasaVitaDesign at 2013-08-24 22:34
こんばんは。

コメントいただきありがとうございます。
ステキなおはなしに私も幸せな気分になりました。
お二人の子供さんも 朝顔の幸せな記憶 忘れてないと思います
Commented by Chi-i0524 at 2013-08-24 22:50
こんばんは。
今日のブログもとっても素敵でした。
miyabiflower さんの優しさがあふれていて。
うちの子供達は7歳と4歳なのですが、やっぱりあっという間に大きくなるのでしょうか・・・?
まだ手がかかるので、早く大きくなってほしいーと思っちゃってますが、
この毎日を大切にしていかなくちゃいけないと思いました。
Commented by june_an at 2013-08-25 13:53
こんにちは。
すてきな朝顔。 最初のお写真は、とても古典的な色で、きれいですね。
何年も引き継いで花を咲かせるって、すてき。
家にも、たしか相当古い種が引き出しから出てきたので、
試しに蒔いてみたくなりました^^ 出ないだろうなぁ・・・ww
Commented by hanamomo06 at 2013-08-25 21:41
曜白朝顔きれいですね。
我が家の朝顔にはこの曜がなかったのですが、咲いた時は青色それが夕方になると素敵なピンクに変化しておりました。
今年はゴーヤのみで朝顔まかなかったのですが、ちょっと後悔しております。
種は紙袋に沢山とってあります。
来年は是非蒔こうと思っています。
今日もやさしい夕焼けの色、ありがとう。
Commented by pekebouzu at 2013-08-25 21:44
この夏、朝顔の話題は、初めて!
いろいろ思いがありますね。
うちも子離れ、親離れが始まり、ふとしたことで
子供たちが小さかったころのことを思い出します。
大事にしておかないといけませんね!
Commented by sweetnutchest at 2013-08-26 06:29
美しい写真、そしてとても心に染みるお話です。わたしも十数年後、こんな風に息子のことを思いつつ、思い出を語れるよう、毎日を大切に過ごしたいと思いました。ありがとうございます!!
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 22:36
美貴さん
当初はこんなに種を蒔き続けるとは思っていませんでした。
子供たちの好奇心から始まったことですが、
ピンクの朝顔が咲いた時には「そういえばこの色があったっけ・・」と
とても懐かしい気持ちになりました。
2歳のお孫さんと一緒に朝顔を育てたら、
素敵な思い出がつながりますね。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 22:41
luluxuさん
朝顔は誰もが一度は育てたことがある花かも知れませんね。
そして観察日記を描いた記憶もあることでしょう。
最初の一輪がピンクで、次の花が水色・・・、
どうしてなのかわからないのですが
新しいつぼみがまたできているので
今度は何色なのか、わくわくしながら待っているところです。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 22:43
Fantasiaさん
朝顔の観察日記、誰もが描いた日記ですね。
我が家にもきっと子供たちの観察日記がしまってあると思います。
朝顔のことは知っているつもりになっていましたが
不思議なことがいろいろありますね♪
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 22:48
primarosaさん
毎年五月の連休の頃、種を蒔いていました。
ちょうどツバメが飛び始めるころなのですよ。
初めて咲く花にはとても感動するのですが、
そのうち咲くのが当たり前になってあまり気にしなくなります。
でも 最後の一、二輪になると
なんだか名残惜しくなるのですよ・・・。
今年の朝顔は毎日咲くほどたくさんないので
日々心待ちにしています。
何気ないことが、いつしか大切な思い出になっていきますね。
二度と帰れない日々なので、なおさら大切に思えてきます♪
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 22:59
ryonasaさん
ずっと見てきた朝顔なのに、白い曜の数には気づいていなかったのですよ。
小さいけれど一生懸命咲いている姿を見ていると、
それだけ時が流れたのだなぁと感慨深い気持ちになります。
この日の夕焼け、本当にきれいでずっと見ていました。
また明日が来る、という変わらない繰り返しに
なんだかとてもほっとさせられました。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 23:05
yumeさん
朝顔はお昼前にはしぼんでしまうはずなのに
この朝顔は夕方まで咲いていて不思議だと ずっと思っていました。
曜白というのも調べて知りました。
金木犀の思い出・・・、香りとともによみがえる思い出、素敵ですね。
いつか聞かせてくださいね。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 23:09
つきいろさん
朝顔が小さくなってしまって、それでも咲いて種を残そうとする・・・、
自然の力を思うとともに、
小さかった子供たちが大きくなって、もうあの幼い二人には会えない、と
ちょっとさみしい気持ちになります。
朝顔は突然変異しやすい花だそうですね。
メンデルの法則で、親とは違う劣性の色が出てくることもありそうですね。
そちらでも朝顔が咲いているのですね。
毎日新しい花が咲いて、かわいいでしょうね。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 23:11
CasaVitaさん
朝顔が咲いているのを見ると、
この種はどうするのかしら、来年蒔くのかしら?と
よそのお宅のことなのにちょっときになったりしています。
幼い子供たちと植物を育てると、おとなとは視点が違って
はっとさせられることもたくさんありました。
そんなひとつひとつが懐かしいです。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 23:16
Chi-iさん
ありがとうございます。
7歳と4歳・・・、かわいいでしょうね。
でも毎日一緒にいれば、いつもいつもにこにこはできなくて
いろいろな時がありますよね。
今思い出しても「あ あの時怒らなければよかったな」なんて思って
ちょっと胸が痛いこともありますよ。
でもそういうことも含めて、大切な日々です。
今の何気ないことも大事な大事なひとこまになりますよ、いつか。
Commented by miyabiflower at 2013-08-26 23:23
june_anさん
古い種、蒔いてみたくなりますね^^
この十六代目も採ってから、2、3年蒔き忘れていたものですよ。
水色の朝顔、好きです。
真っ白もあったのですが、いつのまにか咲かなくなりました。
Commented by miyabiflower at 2013-08-28 00:58
hanamomoさん
青い朝顔は赤く変化するようですね。
だんだん変わるのを見ていると不思議です。
朝顔の種、お持ちなのですね。
来年蒔いてもきっと芽が出ると思いますよ。
ゴーヤは花もかわいいですね。涼しくて、さらにおいしくていいですね^^
この日の夕焼けは本当にきれいでずっとベランダで見ていました。
ほっとするひとときです。
Commented by miyabiflower at 2013-08-28 01:00
ぺけ坊主さん
朝顔は誰もが育てたことがありそうですよね。思い出もそれぞれでしょう。
子供たちが大きくなると、小さかった頃のなんでもないようなことが
とても懐かしくなりますね。
大事な日々、大事な思い出ですね。
Commented by miyabiflower at 2013-08-28 01:03
sweetnutchestさん
息子さんとの日々の何気ないことが、
きっととても大切な懐かしい思い出になりますね。
特別なことではなくても、どうということのないことでも、
時が経つといとおしい日々だったと気づかされます。
夏の思い出もできたのでしょうか・・・。
Commented by steinm at 2013-08-29 21:18 x
こんばんは。
数粒の朝顔の種がいまや十七代目とは。
拝読していて感動してしまいました。
お子様の成長とダブって見えてきたことでしょう。

我が家では二代か三代くらいだったでしょうか。
細かな花の成長具合も気にもとめませんでした^^
良いお話、有り難うございました。

Commented by miyabiflower at 2013-08-29 23:27
steinmさん
始まりは「これを蒔いたらまた花が咲くの?」
という子供の素朴な好奇心でした。
いつの間にか毎年恒例のことになって、
夏の間は朝顔を共に過ごした感があります。
時が流れて、それでも咲いている朝顔、
いろいろと感慨深いものがあります。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by miyabiflower | 2013-08-24 01:39 | 花と実 | Trackback | Comments(28)

風の調べと花の言葉に耳を傾けながら、日々の暮らしを綴ります。


by miyabiflower