『讃岐かがり手まり』、新しいものが二種類できあがりました。
ひとつは〝十六菊”、以前教室に飾られていました。
お手本手まりが勢ぞろい。
もうひとつ、〝下掛け千鳥”のお手本。
糸は讃岐三白(塩・砂糖・綿)の綿を紡いで草木染めしたものです。
土台のまりはもみ殻を芯にして糸を巻きつけて作ります。
ピンクの星型は”下掛け千鳥かがり”
下の糸が透けて見えてレースのようです。
赤い花は”十六菊かがり”
赤からピンクへと少しずつ色が違いますが、
茜、蘇芳で染めた色です。
菊は和の花ですが、ポンセチアを思わせる色合わせ、
赤とともに土台まりの緑はクリスマスカラーです。
・・・ということで
こんなふうにしたら、クリスマスの手まりに見えるでしょうか・・・。
クリスマスに手まりを飾るのもなかなかしゃれています。
こちらは星にも見えるから、と
以前作った”たくさんの星かがり”と並べてみました。
星に見えてきたでしょうか。
20年も前に買ったスノーマンのクリスマスプレートを出してみたら・・・
まるでスノーマンのためにかがったかのように、色あいがそっくりでした。
出会うべくして出会った雪だるまと手まり。
お正月に向けて南天の手まりをかがります。
茜の赤、胡桃の茶、そして藍と刈安(かりやす)の緑色です。
土台まりは生成りと藍、
土台まりの色が違うふたつ、どんな感じに仕上がるのか、楽しみです。
そしてかがっている時に、糸や糸を染めた草や木、土台まりや芯のもみ殻、
そういうものひとつひとつに愛おしさを覚えます。
そのどれもが誰かの手の中で作られたもの、
会ったこともないその人達と、ほんの少しだけ言葉を交わせたような
そんな気がしてきます。
できあがりを急ぐだけではなくて
かがっているひとときひとときを大切に思えるのも
讃岐かがり手まりの魅力のひとつです。
ランキングに参加中クリックよろしくお願いします
当ブログの掲載記事及び写真の著作権は管理人にあります。
文章・画像の無断転載(ピンタレストのピンを含む)は固くお断りいたします。
All rights reserved.
Unauthorized copying prohibited(including pinning on pinterest).