白山吹の花と初めての発芽、もみじの花

実家の庭でバレリーナのように踊っていた白山吹、

少しずつ色と形を変えて
真っ白い花を咲かせるようになりました。


蝶の舞いのように、ひらひらと優雅です。

つぼみはぺしゃんこ。

清楚な花とは違ってユーモラス。


ねえ、いつ頃咲くの？

えーっと・・・どうしようかなぁ・・・。

真っ白な花は

やがて花びらを散らします。



これから少しずつ小さな実が育ち
緑色の実が夏になると真っ黒にになります。


去年その一粒をベランダのプランターに蒔いておいたら
小さな芽を出しました。

蒔いたことも忘れていたので
双葉の時にはなんだかわからなかったのですが
この折り目のついた葉が広がって
白山吹だとわかりました。
思いがけず小さな芽に出会えたのです。
無事に育ちますように。

ダンスが苦手だった蝋梅（ろうばい）も

ほら　このとおり。

青葉が美しかった庭のもみじ も

愛らしい花をたくさんつけました。

プロペラに変身するのはいつかな？

花が咲き、花が散り
やがて小さな実に姿を変えてゆきます。



季節は足早に通り過ぎてしまうから
きょうの花、空、風を
心に留めておきたくて
いつもよりゆっくりと足を進めるのです。


この夕焼けの色も、すぐに変わってしまう・・・。
変わらないものなどなくて
きょうの日には二度と戻れないから
どのような一日だとしても私の大切な一日。
日々を重ねているうちに
春から初夏へと季節は移ります。

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