里山で待っていた桜、そして初めて出会ったのは花びらのない花？

春のような日差しに誘われて里山を歩いていたら

遠くに桜色が見えました。

もしかしたら桜？

近づいてみたら・・・

畑のすぐ隣に並んで咲いていたのはやっぱり桜でした。

この近くまで何回か来たことがあったけれど
五月だったり、秋や冬だったり・・・。
ここに桜の木があることには気づいていませんでした。



花の色が広がっているときにこの近くを歩いてよかった・・・。




ほとんど人が通らない行き止まりの道。
ここだけ時が止まっているかのようでした。
満開の桜を目の前にしながら花吹雪を思い描きます。


近くで見かけた花。
あなたはだぁれ？
図鑑を調べてわかりました。
ジンチョウゲ科　オニシバリ（鬼縛り）
なるほど・・・確かにジンチョウゲに似ています。
「ナツボウズ（夏坊主）」という別名も。


花びらに見えるのは４裂した花の萼筒（がくとう）だそうです。
？？？・・・　ということは　ジンチョウゲもミツマタも
花びらだと思っていたのは萼？

はい、図鑑で確認したらあの白や黄色の部分は萼でした。
花びらじゃないからと言って、何かが変わるわけではないけれど
意外で驚きました。
このオニシバリ、秋には赤い実がなるそうで、今から楽しみです。

近くにあった別の桜？
もしかしたら↑の桜と同じ種類かも知れません。

この花の下にずっとずっと身を置いていたい・・・。
桜色に包まれていたら
いつかの桜が次から次へと浮かんでは消え
懐かしさで胸がいっぱいになりました。

遠い日への道しるべのような花に
この日ここで出会えたことを
誰にともなく感謝するひととき・・・。
静かに時が流れます。


3月27日はさくらの日

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