庭の笹を生ける 七夕 2023

今年も実家の庭の笹を生けました。

切って帰ったら夕方になってしまったので翌朝生けよう、と思っていたら
笹は水が下がって葉がまるまっていました。
でも、捨ててしまうのはかわいそう。

まだ元気な葉を目立つように・・・と
生けてから短冊をつけてできあがり。


最終的にこのように↑なりましたが、
その前は、枝分かれしていいるものを長いまま生けました↓。

枝を短くして、さらに枝を切り分けて

まんなかに隠れてしまった元気な葉をよく見えるようにすると・・・
一枚目のようになります。

花器は義母の遺作、亡くなってから手元にやってきました。
元気なときに「これ 花を生けたいのでほしいです」と言ったら
きっととても喜んでくれたのだと思います。
そして、四季折々の花を生けたものを見てほしかった・・・。

和紙の千代紙を切った短冊は使いまわしですが、
ひとつひとつ下げていると気持ちが和やかになりました。



糸巻きは母が父とでかけた旅行先でみつけたもの、
どこのものなのか母はもう思い出せないようです。

去年の今頃も同じように実家の笹を生けました。
季節がめぐるたびに同じ花を眺める・・・
そんな繰り返しは当たり前のように見えて
実はとても貴重な大切なものなのだと
年を重ねてから思うようになりました。

去年の笹。



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