梅酢で絹を染める 赤紫蘇染め 2024

梅干しをつけたときにできた梅酢、

ほとんどは新生姜の甘酢漬けに使ったのですが↓

残った梅酢で絹を染めてみました。

まずは染液をつくります。
梅干しの瓶に残った赤紫蘇と梅酢に水を加えて加熱しました。



？？？
何かが変です。
そう、赤紫蘇ジュースを作るときに水に入れて加熱すると
赤紫蘇の色が緑色に変わるのですが・・・。↓
全く変わりません、
ということはこれ以上色が出ない？
よくわからないまま、液を濾して布を入れて染めました。
むらにならないようにひらひらと動かします。

そして丁寧に水洗いします。
もとが梅干しの梅酢なので梅の酸と塩分がたっぷりですから。

今まで何回か染めた絹地なので重ね染めになりました。
こちらは無地のもの。

ぎゅっと雑巾のようにしぼるとシワシワになるので
両手ではさんで押すようにしてから
タオルに広げて、タオルごと巻いて水分を取ります。
模様のあるもの。


ミンミンゼミとアブラゼミの大合唱がBGM。

奥は木綿の布。
タンパク質がないので、あまり色が染まりません。
ちゃんと色をつけたいときには、呉汁や牛乳、豆乳で煮てから染めます。
今回は何もしなかったので、うっすらと染まりました。

一昨年染めたものは色が抜けてベージュ色のようになっています。
色が薄く写りましたが、上にあるのが今回染めたもの。


古い絹地が赤紫蘇の鮮やかな色に染まりました。
置いてあるのは讃岐かがり手まりの「のうぜんかずら」。



この色は自然からの贈り物、
この布は何かにするわけでもなく
ただ、手元に置いておくだけです。

おもしろ半分やってみた梅酢染めですが
とてもきれいな色に染まって
うれしくなりました。

梅干しに入れる赤紫蘇を塩揉みした時に出た赤い汁で染めたことがありました。↓


赤紫蘇ジュースの出がらしの葉で染めたことも…。↓

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