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五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける



五十年ほど前、まだ学生だったころ

家族四人で東北旅行をしました。

その時にのお土産に選んだ南部古代型染のポーチです。

ずっと使うことなくしまったままだったのですが

母の帯締めを持ち手にしてつけることにしました。

横幅は30センチほど。

五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける_b0255144_09504471.jpg

できあがればこういう感じになります。


上にあるのは母のもの、

箱入りのまま和ダンスにありました。

五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける_b0255144_09505356.jpg

そして下が私のもの。

この親にしてこの子あり、でしょうか

私も何十年も箱に入れたまましまっていたのです。


南部古代型染は岩手県の工芸品。

江戸時代、南部藩の時代に

武家の裃(かみしも)、袴(はかま)、小袖などに使われていた図柄が

もとになっているそうです。


五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける_b0255144_09510434.jpg


母の帯締めはよく使ったものなのでしょうか

擦り切れて折れているところがありました。

五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける_b0255144_09510814.jpg


捨ててしまうのではなくて何かに生かしたい、と思っていたところ

この型染のポーチを思い出したのです。


五十年前の旅の思い出 南部古代型染のポーチに帯締めの持ち手をつける_b0255144_10133834.jpg

まるで出会うのを待っていたかのように色が合いました。

どちらかひとつに持ち手をつけて

もうひとつはこのまま使うことにしましょう。


帯締めを途中で切って糸の始末がどうなるのかは

やってみないとわからないのですが

できあがりを楽しみにしながら

少しずつ進めようと思います。




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ブログテーマ:私のストレス解消法
Commented by norakoubou at 2024-10-06 14:37
まあ、私も実はこのポーチ持ってます。わたしのは紺色ですが。
おばが盛岡の夕顔瀬橋のたもとで旅館を営んでいてその隣がこのお店小野染彩所
だったんです。懐かしい!でも叔母は旅館をたたみそこは更地になって今は別の建物が建ってます。時代が変わってゆくのは仕方ありませんが、自分の心にはいつでもあるんだと思います。持ち手がついたらまた違って面白いですね。
私もやってみようかしら。
Commented by miyabiflower at 2024-10-06 19:49
☆ 野羅さん

わぁ、色違いのお揃いですね。
おばさまが旅館を・・・
そうだったのですか。
家族で東北を巡ったのはもう五十年ほど前、
奥入瀬渓谷や十和田八幡平にも行きましたが
覚えていることはほんのわずかです。
そうですね、物がなくなっても思い出はずっと残りますね。
大きめのポーチなので、持ち手をつけたら便利に使えそうです。
ちょうど帯締めの色がぴったりだったので
楽しく進めたいと思います^^
Commented by rinrin1345 at 2024-10-06 20:45
岩手に住んでいるとこの型染めの品を頂くことがあります。主にテーブルセンターとか、名刺入れですが。
帯留の持ち手なんていいですね。私も沢山あるので挑戦したいです♪
Commented by haru_rara at 2024-10-07 15:34
思い出の品がさらに愛おしい姿になりますね。
とっても素敵です。

Commented by miyabiflower at 2024-10-07 18:51
☆ rinrin1345さん

テーブルセンターや小物もあるようですね。
ポーチのままだとなかなか使わないのでコースターにしようかとも考えましたが
せっかくの房を生かしたいし・・・と思っていたら
帯留めの色がぴったりでした。
これなら母も空の上から喜んで見ていてくれると思います^^
rinrinさんもぜひ♪
持ち手がある方が使いみちがふえますね。
Commented by miyabiflower at 2024-10-07 19:01
☆ haru_raraさん

はい、旅の思い出が重なってよりいっそう大事なものになります。
共感していただけてうれしいです^^

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by miyabiflower | 2024-10-06 11:33 | 布と糸 | Comments(6)

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