寺家ふるさと村散策、こちら↓の続きです。
秋の里山には白い小さな花もたくさん咲いていました。
稲刈りが終わった田んぼの脇には
シロバナサクラタデ(白花桜蓼)。
白い星が並びます。
道路から田んぼには降りられず近くで見られないのが残念でした。
ベニシジミも秋の日をたっぷり浴びて。
木立のあちらこちらに咲いていたのはアザミ(薊)。
種類の区別がつきません。
トゲトゲが鎧(よろい)のようだといつも思います。
触ると痛いのでご用心。
いったい何から実を守っているのでしょう。
つぼみだけでは種類もわからず・・・と言っても
咲いてもわからないのですが。
上手に咲いてね、見守っているから・・・。
遠くに何が見えますか?
トゲトゲ競争のような秋の小径。
見上げるとガマズミ(蒲染)の赤い実が揺れています。
冬になると甘くなって食べられるとか・・・
でも手が届きません。
この秋初めて見た赤い実。
足元にはシロバナミゾソバ(白花溝蕎麦)。
ピンクの花が咲くミゾソバとは違って この牛の顔には目がありませんでした。
目のある牛はこちらにあります↓。
あら かわいい、
こんな青虫は初めて。
左が頭で、どんどん前へ進んでいました。
家に帰ってから調べたら ナシイラガ(梨棘蛾)の幼虫でした。
全身にあるトゲには毒があり、触ると痺れるように痛むとか。
触らなくてよかった・・・
まあ触る気にはなれませんが。
イラガは繭しか見たことがなかったので、トゲトゲのある幼虫に驚きました。
でも漢字表記を初めて知って納得できました。
そして秋の白と言えばやっぱり小菊です。
これはユウガギク(柚香菊)でしょうか。
控えめな佇まいに惹かれます。
寺家ふるさと村は緑地保全地区なので花も虫も見るだけ。
連れ帰ることはできません。
でも、ここに来れば必ず小菊に会えるのです。
そう言えばこの日、ツクツクホウシが鳴いていました。
秋の花を目にしながら夏の声を聴いていたのです。
初めましてと花に挨拶したり
いつかの秋がふと思い出されたり、
遠い日々への扉がどこかに隠れているような里山散策でした。
☆更新を通知する☆