ベランダの白 秋から冬へ

水色の空に映える白いコスモスは

散歩道の種を採って蒔いたもの、

ひと粒の種から六十輪以上の花が咲きました。

芽が出るかどうか不安な気持ちで待ったことも
つぼみをみつけてとても幸せな気持ちになったことも
そしてたくさんの花が風にそよぐ光景も
すべて遠い日のできごとに・・・。

名残りのコスモスにありがとうと挨拶。


また来年会いましょう、約束ね。

こちらは挿し木でついたティネケ。
春、夏、に続けて今年三回目の花です。

毎年毎年咲いて二十五年経ちました。
大風で折れてしまったり、
つぼみを虫に食べられてしまったり
もう枯れてしまうかと思ったこともあったけれど
変わらずに白い花を咲かせています。


もう一輪もふくらんできました。

そして数年前から顔を出すようになったタネツケバナ。
どこから来たのでしょう。
小さな白い花が種をつけています。

葉の形が好きなので抜かずにいたら、どんどんふえました。
やわらかくて食べられそう、と思いつつ食べていません。


ある日のおやつ。
白いクリームチーズにブルーベリージャムを乗せました。
夏にいただいた大粒のブルーベリーで作ったジャムです。
ついこの間までアイスティーを淹れていたのに
あたたかい紅茶がおいしくなりました。

まだ冷凍庫にブルーベリーが残っています。
どうやって使おうかと考えているところ。

十一月になり、ああもうクリスマス、そしてお正月、と
なんだかせわしない気持ちになります。
今年は短い秋になるのでしょうか。
せめて秋を探して歩くときはだけでも
ゆっくりゆっくり・・・
大切なものを取りこぼさないように、と思うのです。