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松江の和菓子「伯耆坊」と五十年前の旅の思い出 宍道湖の夕日


島根県松江市の彩雲堂の和菓子

「伯耆坊」

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この時「しまね館」で買って帰ったものです→☆☆☆

「伯耆坊」というのは

鳥取県 伯耆大山(ほうきだいせん)の天狗伝説の大天狗の名前で

この和菓子はその羽(は)うちわを模しているそうです。

そして神奈川県の大山(おおやま)に伯耆坊社という神社があり

ここには伯耆大山にいた伯耆坊が移り住んだとか・・・。

大山(だいせん)と大山(おおやま)は縁があったと初めて知りました。

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小豆餡の中に入っているのは求肥。

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こっくりと甘くおいしい。

一番ほしかったのは「若草」という和菓子でしたが

残念なことに売り切れでした。


「若草」は”松平不昧公の和菓子”と

五十年以上も前に

家族四人で山陰を訪れたときに覚えたのです。


父の運転する車で、琵琶湖から若狭湾、丹後半島を通って

鳥取から出雲まで五泊六日の旅でした。


こちらは父が遺したもの。

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武家屋敷、明々庵、小泉八雲旧居・・・

それぞれの場所での若い父や母、弟の笑顔の写真が

実家のアルバムにありました。


宿の予約はせずに、行った先で母が直接値段交渉をします。

離れた所に車を停めて、母だけが旅館に行き、

「ここに泊まる」と決まった際にはさしている日傘を縦に振る

というのが決まりでした。

そんなことを懐かしく思い出します。


玉造温泉で泊ったのはこの皆美別館。

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パンフレットも父が保存していたもの。

母はその後何十年もの間

何十回ともなく「宍道湖の夕陽はきれいだった・・・」と口にしました。

このパンフレットに夕景の写真が。

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↑書いてあるのは 小泉八雲「神国の首都-松江」からの抜粋。

「宍道湖の夕日」

夕日が沈みはじめると
水も空も驚くべき
精妙な色に染められてゆく。
どんよりとした紫の雲が
藍色に起伏している山なみの背後にも
その上空にも茫々とひろがる。
水は一面にきらきら微光をたたえて
古めいた赤色のゴールド・ブロンズのようである。


これと同じような夕景が

母の心の中にはずっとずっと残っていたのでしょう。


小さな和菓子が五十年以上前の旅を思い出させてくれました。

実家から持ち帰った古いアルバムを

ゆっくりと眺めるこの頃です。


「梨の木日記」の梨の木さんのこちらの記事↓で

美しい宍道湖の夕日を見ることができます。



昭和47年 1972年夏の山陰旅行、以前の記事です。




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ブログテーマ:日本に生まれて良かったと思うのは?
Commented by sweetlullaby at 2026-01-23 15:22
こんにちは~♪
私も遠出や旅に出たら、お父様のようにパンフレットとか
残しておくほうです。
島根県は最後に行ったのはコロナの前年ですが、
行って大好きになりました。
このお菓子は知りませんでしたが、和菓子屋さんが多いんですよね。
菓子器の柄がとても綺麗ですね。
宍道湖の夕陽を見に美術館へ行ったけど焼けなかった。
残しておいてくれたおかげで、思い出はずっと残りますね。
Commented by miyabiflower at 2026-01-23 16:18
☆ さおりさん

私も当初はとってあったはずですが
いつのまにかなくなってしまいました。
父はファイルにまとめていて、領収証やら予約の葉書などもありました。
そうですね、おいしい和菓子の老舗が多いですよね。
日比谷のしまね館に行くと手に入るので、次はなににしようかしらと楽しみです。
菓子器は母が好きだったものです。
宍道湖にいらしたのですね、いつか夕焼けも見られるといいですね。
アルバムやパンフレット、入場券などを見ていろいろと思い出しました^^
Commented by cut-grass93 at 2026-01-23 20:47
美味しそうなお菓子ですね。
少し欠けたお月さん?
かじった跡のように見えるけれど
どこかで見覚えがあるデザイン。
Commented by miyabiflower at 2026-01-24 10:47
☆ 草刈り真っ青さん

小豆と求肥、どちらも好きなのでおいしくいただきました。
そうですね、天狗の羽うちわだそうですが
月のようにも見えますよね。
Commented by poirier_AAA at 2026-01-24 16:35
miyabiflowerさんのこちらの記事を拝見して、10年前に松江を訪ねたことを思い出していました。夕日の写真もばっちり撮ってありましたので、記事にしました。(後付けのリンク報告になってしまってすみません。もし不都合があればおしらせください)

写真は選んだものだけでもプリントアウトしておくのがいいな、と思いました。パソコンの中にいくら沢山入っていても、誰でもいつでもパッとみられる、とはいきませんものね。家族のアルバムをきちんと作っておこうと、やりたいことリストに書き入れました。
Commented by kuroyagihanako at 2026-01-24 19:56
「こっくり」とは久しく聞かない言葉で他に例えようのない懐かしい響きに口の中が美味しくなりました^^
Commented by miyabiflower at 2026-01-24 21:32
☆ 梨の木さん

リンクをありがとうございます。
そちらの記事を拝見しました。
宍道湖の夕日、美しいですね。
実家のアルバムにはなかったので、そちらで見ることができてうれしくなりました。
こちらでもリンクを貼らせてくださいね。
よろしくお願いします。

そうですね、子供の頃は「家族揃ってアルバムを見る」という時間がありました。
紙のアルバムはいつでもささっと出して
パラパラとめくって見ることができるのがいいですね。
私もたくさんある中から選択してプリントしたくなりました。
そのまえに20年程前までの写真のまま保存してあるものもどうにかしなくては・・・^^
Commented by miyabiflower at 2026-01-24 21:34
☆ くろやぎさん

甘味を控えたものもおいしくて好きなのですが
これはちゃんと甘い和菓子でした。
「しっかり甘い」でも「とても甘い」でもなく
「こっくり」が浮かびました^^
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by miyabiflower | 2026-01-23 12:10 | おいしい | Comments(8)

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